今話題の”マフレ”って一体なに?!

セックスだけのフレンド、「セフレ」。添い寝だけのフレンド、「ソフレ」。
この2つの言葉は聞いたことがあるかと思いますが、”マフレ”ってなんだか聞きなれないですよね。漢字で書くと「麻フレ」と少し怪しい雰囲気すら感じるマフレは、
ズバリ、「麻雀フレンド」の略なんです。
ただし、麻雀フレンドといっても、プライベートや職場で仲が良く飲み会の後に雀荘に行って麻雀を楽しむ仲間とは少し違います。
マフレは、職業もプライベートのコミュニティも基本的にはバラバラ。
ただ、「賭けない」「吸わない」麻雀を純粋に、優雅に楽しむという目的を果たすために集まった人達なのです。
さらに、マフレの多くが主に20代後半〜30代の、いわゆるキャリアウーマンで構成されているのも一つの特長と言えるでしょう。
どうして麻雀が人気になったの?

なぜ&女盛りの女性達の間で麻雀が注目されのか。
その理由の一つには、超一流企業の社長がプロも参戦する麻雀トーナメントで優勝した際に、「麻雀のスキルはビジネスにも役立つ」ことを色々なメディアが報じたことが挙げられます。
これにより、マネジメントや経営を担うポジションを任され始めた20代後半〜30代女性達が麻雀に注目し始めたのです。
さらに、高視聴率を記録した米倉涼子さん主演ドラマ『ドクターX』の麻雀シーンや、女子高校生が麻雀の腕を競い合う漫画『咲-Saki-』も、麻雀人気を加速させました。
"マフレ"達の夜@西麻布に初潜入!

さて、前置きが長くなりましたが、ここからはお待ちかねのマフレパーティーレポート!!
マフレ達が一体どのような交流をしているのか、覗いてみましょう。
この日、取材に行ったのは木曜夜の西麻布。平日にもかかわらず、総勢12名のマフレが集まると聞いて駆けつけました。
パーティーの舞台は「西麻布RTD」という雀荘で、西麻布の交差点から徒歩2分という好立地に佇むビルの一角にあります。
エレベーターのドアが開くとすぐ目の前にガラスの扉が。そこから見える雀荘は「煙たい」「汚い」「男性しかいない」という雀荘のイメージとは全くかけ離れていて、まるでカフェのような空間でした。
一室を除いて全て禁煙。タバコの臭いは一切無く、空気もクリーン。そして何より、オシャレ〜!!

開始時間間近になると、マフレ達が続々と集結。
今回のパーティーの参加者は、
・WEBメディアの編集長
・広報
・ライター
・デザイナー
・女性起業家
など、様々な業界で活躍する華やかな女性達です。
みんな、麻雀に興味があったのに、「ルールが分からない」「一緒にやる相手がいない」「気軽に楽しめる場所がない」という壁にぶつかり、すぐに麻雀を始めることができなかったのだとか。
そのため、SNSで仲間を募り、麻雀教室完備・タバコNG・賭けNGの麻雀パーティーを開催しているのだそうです。

人数が集まったらすぐに雀卓を囲むのかと思いきや、マフレ達がまず手にとったのは、牌ではなくシャンパングラス。
単に麻雀を黙々と楽しむのではなく、ちょっとバブリーなエッセンスも追加しちゃう。それがマフレ達です。
全員で乾杯し写真撮影をした後に、4人グループに分かれて雀卓の周りに着席したマフレ達は、いよいよ麻雀教室に臨みます。

今回の講師は「西麻布RTD」のオーナーでプロ雀士の張敏賢(ちょう としまさ)さん。
実は、過去に何度もプロの頂点ともいえるタイトルを獲得し、現在はAbemaTVで放映している麻雀リーグをプロデュースしているという、麻雀界ではレジェンド的な存在の方です。(Wikipediaにまとめられちゃうレベル)
マフレ達は、そんなミスターレジェンドから麻雀のルールや役などを約30分程度教えてもらっていました。

麻雀教室を終えると、いよいよ次は実戦に突入!
通常13牌のところを7牌に減らして、和了(あが)り方を覚えます。

楽しそうに、でも真剣に雀卓に向き合うマフレ達!

全員夢中になって、実戦を繰り返します。ものの数十分で慣れたのか、「リーチ!」「ロン!」「ツモ!」の声が雀荘に響き渡りました。

途中で出前の絶品高級カレーをオーダーし、麻雀メシも堪能したマフレ達。
約3時間のパーティーを終えて、各々西麻布の夜に消えていったのでした。
"マフレ”パーティー潜入を終えて

麻雀を可憐に、女性らしく楽しむためのお友達、マフレ。
知的なゲームにもかかわらず「タバコ臭い」「お金を賭けなきゃ楽しめない」というネガティブなイメージがあった麻雀を、自分達のスタイルで自由に楽しむ彼女達のパワーに圧倒されました。
今後は、ハロウィンに雀荘を貸し切ってチャイナドレスで麻雀を楽しむなど、色々なイベントを計画しているのだとか。
この不思議な関係「マフレ」達が、これからどこまで広がって行くか、注目ですね。
もしかしたら、あなたのすぐ近くにもマフレがいるかも?!