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「割り切り」とは?セフレってこと?男女の割り切り関係事情

皆さんは「割り切り」という言葉にはどのようなイメージを持っていますか?割り切った関係、つまり身体だけの関係=セフレと思う方も少なくないでしょう。しかし実は出会い系サイトなどで使われる「割り切り」には別の意味があるんです。今回ここでは男女の割り切り関係事情についてご紹介したいと思います。

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「割り切り」には2つの意味がある!?

「割り切った関係」という言葉をよく聞いたり言ったりすると思います。この言葉の意味を多くの人が“身体だけの関係”、つまり“セフレ”と思うのではないでしょうか?たしかにセフレの事を割り切った関係と言う事はありますが、実はネットの世界では違う意味の隠語として使われる事があるんです。それを知らないでいると、そんなつもりはなかったのに実は犯罪行為をしてしまっていた…!なんてケースも。

そういった事を防ぐために、ここでは基礎的な知識として「割り切り」とは何か、ご紹介します。

①よく使われる一般的な「割り切り」

本来、割り切るとは個人の私情を交えずに物事に区切りを入れる事を言います。男女の関係でいえば身体だけのお付き合い、つまりセフレの事ですね。「お互いに割り切った関係でいよう」などと約束する場合もあると思います。

こういったケースの割り切りは、元カノであったり浮気や不倫など、元々そういった関係ではいけないけど定期的にセックスをしてしまう相手に使います。セフレとまでいかなくても、職場恋愛などの私情を挟めない恋愛や一定の距離を保たねばならない恋愛にも使われますね。

基本的にこういうケースの割り切った関係は、大人同士の合意の元であれば成立する事もあります。

②あまり知られていないもう一つの「割り切り」

さて、ここからが本題です。
「割り切り」にはもう一つの意味があります。それは何かと言うと、素人の女性と性交するかわりにお金を払う事、つまり『売春行為』のことです。売春は立派な犯罪です。特に女性が未成年の場合は、たとえ相手が年齢を偽っていたり知らなかったとしても重い罪になります。

では、一体どのような場面でこの「割り切り」という言葉は使われるのでしょうか?そしてどんなことに注意すべき?

出会い系サイトで多く使われる

「割り切り」という言葉は出会い系サイトでよく使われます。

お金を払って女性と性交する事は法律で禁止されているため、多くのサイトではお金に関するワードが禁止項目に入っており使用できません。具体的な金額を指定する事も不可です。

その禁止ワードを避けるために「割切募集」「割でお願いします」といった感じでサイト内で使用されます。これを単純に割り切った関係、セフレと勘違いして出会ってしまい被害に遭うというケースもあるので注意が必要です。

「割り切り」を扱うのが業者だった場合は更に危険

出会い系サイトの中には「サクラ」「業者」と呼ばれる悪い人達も潜り込んでいます。悪質なサイトへの誘導などの被害も多いですが、この「割り切り」が業者だった場合はもっと最悪です。

所謂「デリヘル業者」と呼ばれる人たちが、素人の女性が「割り切り」を募集していると男性に思い込ませるんです。そしてその募集に引っかかってしまい、いざその場に行くと高いお金を請求される…といった、組織ぐるみの売春があるんです。
訴えたくても自分がした行為自体も犯罪なため、泣き寝入りするしかない男性も少なくないんですよ。気をつけましょう。

勘違いを防ぐには?

「割り切り」の勘違いを防ぐためには、まずは女性とそういった関係になる前に、彼女がどういうつもりなのかしっかりと確認する事が重要です。特に出会い系サイトなどで知り合った女性の場合はどちらか判断しにくいので、はっきりと聞いた方が自己防衛に繋がります。確認しないで関係を持ってしまって、最後に女性から巨額なお金を要求されて揉めてしまう場合もあります。

一般的に出会う女性のほとんどが「割り切り」という言葉自体を知らない可能性が高いです。なので、間違っても出会って最初に自分からお金を渡そうとするのはやめましょう。

また、業者は巧みな話術で男性を誘おうとしますが、まず金銭が絡みそうだと思ったら連絡を絶つのが得策です。

最終的には自己責任

いかがでしたか?
どういう事情があるにせよ、男女間で割り切った関係をもつ人がいることは事実です。しかし、身体だけの関係、もしくは隠さなければならない関係を一概に「割り切り」と呼ぶわけではない事を、自分を守るための知識として知っておいて損はないでしょう。

女性と性交してお金を渡す「割り切り」は、どこまでいっても最終的には自己責任ということを忘れないでくださいね。

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